山行報告:八ヶ岳登攀合宿八ヶ岳登攀合宿 赤岳西壁主稜、中山尾根、大同心南稜、阿弥陀北稜、阿弥陀北西稜
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年末に冬の登攀の難しさを実感し、悔しいのでスキルアップのために八ヶ岳にこもって壁を登りまくった。 text:森下 photos:森下 | ||
2月20日 晴れ 静岡ー八ヶ岳山荘13:00ー17:00行者小屋
テスト明けで解放されて幸せな気分のまま山の準備。
八ヶ岳山荘の到着が我々の時間のルーズさや車の混み具合などから、思ったよりも遅かった。
この日は土曜日だったため、駐車場はものすごい車の量だった。 | ||
2月21日 晴れ 5:00起床ー赤岳西壁主稜(森下、浅田、原)、中山尾根(佐々木、山口)ー行者小屋(赤岳組13:45、中山尾根組17:40) | ||
赤岳西壁主稜は取り付きがとてもわかりやすいルートだった。
下部は簡単で、ハンガーボルトもあった。なぜかカメラが動かなくなってしまい、写真が撮れなかった。 テントについて中山尾根組を待ったのだが、すこし帰りが遅くて心配した。無事に帰ってきてくれてよかった。
夜はニンニクカレーを食べた。山でニンニクを食べるのは初めてだったが、感動的にうまかった。 | ||
2月22日 晴れ 5:00起床6:40発ー中山尾根(森下、佐々木、原)、赤岳西壁主稜(浅田、山口)ー行者小屋(中山尾根組15:35)
雲ひとつない快晴。最高だ。しかもこの日から平日なので、テン場がガラガラになった。 中山尾根は予想以上に難しいルートだった。特に上部はピンがなく、緊張した。リードをする際にはダブルアックスで行ったほうがいい個所がいくつかあった。 原くんはまだアルパインが不慣れで、辛そうだった。 ちなみにこの日の夜にカメラが謎の復活を遂げた。 | ||
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2月23日 晴れ 4:30起床6:15発ー大同心南稜(森下、佐々木)、阿弥陀北稜(浅田、山口、原)ー行者小屋(大同心南稜組15:20) 大同心は苦戦することが予想されるので、早めに起きて出発。阿弥陀組も一緒に起きて朝食を食べた。 7:45には取り付きに着いたのだが、どこから登り始めるか分からずに迷い、結局9:00に登り始めた。 ちなみに取り付きは足場が悪いので、先に手前の平らな所でハーネスやロープを準備しといたほうがいい。
下部は気持ちよくクライミングを楽しめた。11:00にドーム取り付きに行けた。2時間でドームまで登れるとは思ってなかった。
森下が先にA1でドーム頂上へ登った。
要所要所にしっかりとボルトがあるので、安全性は大丈夫だったが、あまりA1慣れしてないので疲れた。 何はともあれ登ってみたかった大同心を登れて良かった。下降は大同心と小同心のあいだの沢沿いに行った。取り付きに下りてくるときには天気が良すぎて取り付き付近は雪崩が起きそうな感じがして気持ち悪かった。 阿弥陀組はやーさんが調子が悪くなったので、登ってからすぐに下りてきたそうだ。 | ||
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2月24日 晴れ 4:00起床5:40発ー阿弥陀北西稜(森下、佐々木)、赤岳〜硫黄岳縦走(浅田、原)ー行者小屋(大同心南稜組13:35、原君14:30)
この日は12月にマーサーさんとやーさんと弓ちゃんが行った北西稜に行った。
阿弥陀の北西稜に行く道は八ヶ岳山荘から行者小屋に向かう途中にあるのだが、入口には見てて嫌になるくらい赤テープが貼ってあった。
樹林帯にはトレースがあったのだが、涸沢からトレースがなくなった。しかし赤テープがギリギリ見えたのでそれを頼りに行った。
小ピークから第一岩峰まではコンテで行った。おそらく初心者でない限りコンテでいいだろう。
この日は特別天気が良くて、節稜からの見晴らしが素晴らしかった。
1P目は森下が行ったのだが、50mのばしてギリギリ届くところにあまり強そうでない残置支点があった。ハイマツで補強してビレイ。おそらく正解は手前で切って、取り付きから60mほどのところにあるハンガーでピッチを切るのだろう。
縦走組は時間が微妙だったために先に原君だけ天狗尾根から下ってきて、タッキーさんだけが硫黄岳まで行った。 | ||
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2月25日 晴れ 起床5:00行者小屋7:15発ー9:40八ヶ岳山荘ー静岡
まさかの6日連続の晴れ。きっと神様が見ていたのだろう。 | ||
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総括
天気も内容も良い合宿だった。 |