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山行報告:赤石沢遡行

赤石沢遡行


ルート図

行程

  • 8月14日 六合=静岡=畑薙第一ダム
  • 8月15日 −赤石沢−北沢出会い
  • 8月16日 −門の滝−百間洞出会い−百間洞山の家
  • 8月17日 −赤石岳−椹島−畑薙第一ダム=六合

メンバー

平気、森下


1度は行ってみたかった沢だったので、結構気合い入れて行ってきた。

text:森下 photos:森下


8月14日 快晴

六合=静岡=畑薙第一ダム

ヘーキさんと六合で合流して、静岡で装備をそろえてそのまま畑薙へ。 ちなみに今回は釣りで食べるつもりで食材は少なめにした。 畑薙ダム手前の土砂崩れポイイントは18時までだったが、時間を過ぎていたためバリケードをどかしちゃ戻しちゃしながら進んだ。 その日の夜は少し飲んで駐車場で車中泊。意外と快適だった。


8月15日 快晴

畑薙ダム駐車場4:00起床4:30発〜赤石沢取り付き8:00〜ダム12:30〜北沢出会い13:00

4時に起きてさっさとマルタイ食べて出発。 3時間以上の鬱な林道を歩く。バスの人がこっち見ている気がしたが気のせいだろう。

そして8時過ぎに入渓。水は思ったほど冷たくない。30分しないうちに我慢できずに釣りをしながら歩いた。ヒットなし。 なんとなく水量が少ないと思ったら、北沢出会いのすこし手前にダムが造ってあった。ダムの反対側は水量が豊富だった。こんなものなければもっと面白いと思う。 北沢出会いで少し早いが泊まることにする。そして少し昼寝をしてから釣り。 俺は全くヒットしなかったが、ヘーキさんは4ヒットで2匹釣り上げた。すごい。

ちょうど北沢付近は焚火のあとがいくつかあり、そこに放置されていた乾燥した薪が大量にあったので、火のつきは最高だった。 そしてお楽しみのイワナ。最高にうまい。ごちそうさまでした。

ちなみに酒はビールと日本酒。「鬼殺し」は最初まずいが、飲んでいるうちにあの甘さがなんとなくおいしくなってくる。(もしくは酔っていて何でも良くなるのか?) 夜は天気が雨が降るか微妙だったので一応タープをはっといたのだが、なんと夜に雨がすごい勢いで降ってきて、焚き火は消えるはタープは狭いは乾燥した薪は台無しになるはで散々だった。ガタガタ震えて寝る。

滝

いらないダム

ヘーキさんとイワナ

調理

食す


8月16日 晴

北沢出会い4:00起床6:30発〜門の滝7:008:00〜大ゴルジュ10:00〜大淵12:30〜裏赤石沢出会い〜百間洞出会い14:00〜百間洞山の家15:45

朝は寒さで起きたらちょうど時間だった。薪が悲惨でなかなか火がつかず、出発が遅れてしまった。

門の滝は見た目大迫力だが、滝の手前までは普通に行けて、滝そのものも右岸から登ると意外に行ける。一応リードは荷物を下ろして登り、荷揚げした。上にも良い残置があった。 少し上に左に滝、右に正規のルートがあり、好奇心でシャワークライミングで突破を試みる。駄目だった。でも次にヘーキさんがやったら、突破。悔しい。ちなみに正規ルートの下でハンマーを拾った。

その後3段の滝にぶつかった。ぱっと見ですぐにわかるのでいいチェックポイントだと思う。3段の滝は右岸から行けば楽勝。

すぐに大ゴルジュがあって、ここが1番緊張するところだった。 大ゴルジュはシシボネ沢の出会いのところで、右岸に下流からシシボネ沢、ガレ沢があり、目の前に赤石沢の本流がある。ここは悪そうなので、ガレ沢を登り、右側の尾根に取り付いた。 そのままトラバースしたら道がなくなったので、岩をロープを出して登ると上に道があり、そこを歩いていくと歩きで沢に戻れた。その道も落ちる可能性があったので、ロープを使いながら。 そのあとは長い緩やかな沢で、とくに怖いところはない。 大淵にはイワナがたくさんいそうだった。

裏赤石沢との出会いを百間洞との出会いと間違えないように注意。まずは裏赤石沢との出会いに当たるので、そこは左側に。 次の百間洞と奥赤石沢との分岐を右に行くと百間洞にいける。

上に行くと百間洞山の家に着いた。なんとそこで中岡さんが働いていた!!ちなみにここでハンマーの持ち主さんと出会い、代わりにカラビナをくれた。

そこで中岡さんが山小屋の夕飯をごちそうしてくれるといってくれたので、お言葉に甘えてごちそうになる。 山小屋の方と一緒においしいご飯を食べて、酒を飲んだ。なんだかいつもと違って不思議な感じだった。 山小屋の方にはご迷惑をおかけしました。(色々な意味で・・・) 寝るところは山小屋の中岡さんの泊っているはなれで。本当にありがとうございました。

門の滝

シャワークライミング

百間洞出会い

中岡さん


8月17日 快晴

百間洞山の家7:00起床9:30発〜赤石岳11:00〜赤石小屋〜椹島15:00〜畑薙ダム駐車場18:15

朝起きると、若干二日酔いがあった。 山小屋に挨拶に行くと、なんと朝食もだしてくれた。百間洞山の家は、最高の山小屋です。 ダラダラ〜っと話をしているうちに時間が9時を過ぎていたので、出発。

若干最初は調子がでなかったが、歩いているうちにいつもどおりになった。 2人ともアルコールが少〜し残っていたので、水をいつもよりも多めに飲んだ。

椹島まではあっという間のような感じだが、林道は山ではないのですごくつまらなくて、長く感じた。 二人とも林道では1キロ10分ちょうどのペースで黙々と歩いた。


総括

とてもきれいで巻道がすごくわかりやすい沢だった。また行きたい。

林道歩きは正直しんどい。

中岡さんにあえてとてもうれしかった。こういうハプニングは最高。

今回は御飯が豪華だった。最高だった。


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