五合目から右の樹林帯を1時間ほど下って谷に下りる。
最初の坊主ノ滝は雪が付いてやさしくなっていた。
その上の二俣で、上部の積雪が予想される右俣に行くか、計画を変更して雪の付きにくい左俣に行くか
話し合うが計画通りに右俣に行くことにした。
分かれてすぐの滝は完全に雪に埋まっていて、左から取付いて雪の載ったスラブをトラバースするが
ホールドが乏しく落ちるかと思った。このあたりから雪が降り始めた。
その後、ひたすら雪の斜面のラッセルが続き、たまに5mくらいの氷をフリーソロしたりした。
膝上のラッセルを続けて奥ノ滝に着く。奥ノ滝は、氷が薄くあまりスクリューが効かない。
ヘイキさんが悪いとこで叫びながらリードする。デリケートなクライミングだ。
その上は深い雪の斜面をラッセルし、右側の草付を登って登山道と合流する。
山頂で少し休憩してから五合目に向かって登山道を下る。山頂は風が強くて寒かった。
合計13時間行動くらい。ラッセルが疲れた。
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