下の二俣まではほとんどの滝が登れる。ただ、右から登り、トラバースし、
滝の出口をステミングで超える滝の足は下(横)から見たより悪い。
右から巻くと簡単。
下の二俣は滝をいくつか越えたあとに、前と右に、2つの滝が出るところ。
本谷は右のほうで、滝の右側に草付の岩場がある。これを超える。
何本かの滝を越えたら、チョックストーンの登攀不能?の2段50mの滝が
ある。遠く後ろにさらに滝が見える。この滝群の高巻きが核心部となる。
右の草付岩場を80mくらい登る(途中左へトラバースしたほうが楽かもしれない)。
さらに樹林の中を登高し、傾斜が落ちたところに出たらひたすらトラバースする。
途中は枝沢を渉るが、本谷に戻っても、(ボルトラダーでしか)登れない滝が待っているだけ。
見学するにはいいけど。登らずに降りずにトラバースすれば、滝群の上部に出る。
あわせて150mくらいの高巻きだろう。
これからは高度がどんどん上がるルンゼ・ガレになる。しばらく登ると、
二俣に出る。これは右を取った。さらに登ると、また二俣。しかし
ここの右俣は枯れていた。それでも行ったが、ガスのなかからよく見えなかったし、
険しそうな壁が見えただけ。そこで二俣まで戻って、左のほうに行った。
左は暗くて、最初は急な滝が連続する。でも水量は右より多い。
クラック、フリクションを使って登る。
少し登ったら、また分かれた、今回は右へ。さらに登ったら、左に大きな
壁となっている枯れた滝があり、谷が右のへルンゼへ続いた。右に行くと、
水がなくなった。
ルンゼはかなり急で、ホールドが脆かったりするが、クライミング自体は難しくない。
しばらくいくと目の前に50mくらいのチムニー状の枯れた滝がある。これは
最後の滝で、幅が広すぎて登れないので右の急な土ルンゼを稜上に抜ける。
山頂の南に出て、山頂はすぐ右上にある。
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