山行報告:富士山
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連休は剱岳に行ったが、沢はまだ寒いという意見があり(何だその弱虫の考え方)、 でもフリーより山に行こうという意見があったため、もっとも手頃な残雪期の山に登った。 風が以外と強く、登ってる途中ピッケルをなくした、下降は剱岳よりも長い滑り台になっていた (部の名称はもう「静岡大学滑台部」に変えてもいいかもしれない)、下界と違って晴れていて また日焼けができたなど、色々と楽しかった。 text,photos:平気 | ||
5月20日 晴時々雨 静岡 7.25 ー 須走登山口 11.00 ー 本七合目 15.30 五合目までバスがあるという便利さがあったが、登高開始は11時になった。 下は少し藪があったり、途中から雪が出て、本五合目(新六合目)からは 時に雪の斜面、時に夏道だった。本六合目手前の所で藪を通った時、 真先のピッケルが落ちたがそれに気付かなかった。 七合目(2900m)と本七合目(3150m)の間は雪がまだしっかり付いていて、 風も強くなって、ガスって来た。本七合目に着いたのはもう3時半ということで、 テントを張ることにした。そこで、真先のピッケルがどこかに落ちたことに気づいた。 真先は少し戻って探しに行った。その間、桐山と二人でテントを張った。 風で飛ばされそうだったから大きな石をいっぱい運んで確保した。1時間位かかった。 真先が戻ってきて、ピッケルがなかった。 雪上訓練をしたいような天気(土砂降りに強風)ではなかったので、ご飯・カレー調理作業に踏み切った。 夕方は雨がやんだが、風が夜中まで強かった。 | ||
5月21日 快晴(3000m以上) 曇(3000m以下) 本七合目 9.00 - 火口 11.00 - 五合目 14.00 真先はピッケルがなかったので、朝方早くの凍った斜面が危ない。 ということで、朝日で雪が少し融けてから、滑落しても雪で止まっちゃう ように遅く出発するように計画し、朝目覚まし時計を使わずに適当な時間まで寝ることにしていた。 結局全員が起きたのは7時半で、朝ごはんも作ったら出発した。 スキー、ボードを持って登る人が何人かがいて、土曜日は誰とにも合わなかったにも 関らず、日曜日は多くの登山者がいた。殆どが吉田口から登ったと見えた。 火口に着いたのは11時頃で、もし剣ヶ峯を往復したら、降りる時はピッケルを 探さなければならないこともあって、午後3時の最終バスに間に合うかは疑問になった。 そこで火口一周をやめて、テンバまで滑り台と化した富士山の斜面を滑った。 降りたら前日落ちたピッケルを見つけた。面白いことに、ちょうどテンバより 上は晴れていたが、テンバより下は雲の中。五合目でバスを待っていたとき、 上の世界で晴れていた富士山は夢のように感じた。 御殿場駅で御殿場高原ビールを買って、ワンゲル部の連中に会った。あちら辺の どこかに行っていたらしい。よく分からない。雨で大変だっただろう。 天気予報が雨だったのに、ほぼ常に晴れていて、楽しい山行ができた。 天気予報を過信しないこと。 |